私のカウチサーフィン事情 ~ 爆発の第一歩
こんにちは
前回の最初の0.5歩で15cmの脅威に晒された私ですが、果敢に新しい体験への挑戦は続けていました。
メキシコシティー、ペンションアミーゴでの極短の沈没生活を抜け出し、ニュージーランド時代からの友人2人が住むメキシコ第二の都市モントレーでのカウチサーフィンについてお話します。
(モントレーがメキシコ第二の都市という事については色々な見解があるようなので興味のある人は調べてください)
常に慎重に物事を進める私は15cmの脅威に臆する事無くメキシコシティーにいる内にモントレーでのカウチサーフ先を探していました。
当初私的には、まだカウチサーフィンが未知のものであり、全く土地勘の無い場所での不確実なステイの約束をすることにためらいがあったので、最初の数日はやはり確実なホステルに泊まり、大体の町の配置、交通機関を把握してからのカウチサーフィンを考えていました。
到着予定日の二日後からのステイを予定し検索してみると、、、、、
トップに
もうね、ぶりんっっっぶりんですよ本当に。
更にプロフィールを見るとですね、、、、
言語:スペイン語、現在日本語学習中
ぶりんっっっぶりんですよいや本当に。
今回もめくらめっぽう(考えてみればこれは差別用語よね)リクエストを送って、複数のホストに承認され、こちらから頼んでおいたオファーを断る様な下劣な事にならないように、どうせ駄目だろうと思いつつも大きな下心を抱きつつぶりんちゃんのみにリクエストを送る。
ペンションアミーゴの生き物達に話したところ、皆さん例によって冷ややかな反応で、
「まだ懲りていないのかこの壮年は」
「インドのヌルポンマッサージ事件、15cmの不愉快事件からこの人は人間的に進歩していないんだなぁかわいそうになぁ」
といった感じでした。
いや私も分かってますよ。こんなぶりんっっっぶりんなラテン美女が油断すると耳から毛の生えてくる様な壮年の、、、、、、、
来ました
来やがりましたよ来まくりやがりましたよ返信が!実に3時間程で!!!
っておいマジかよ何度見てもぶりんっっっぶりんですよ皆さん!
もうね、飛脚のように階下のダイニングまで降りて行きましたよ。
いや興奮しすぎて階段を下りた記憶など無いのでひょっとしたら吹き抜けを飛び降りたのかもしれないな。(私は3階に滞在しておりました)
「皆さん、大変残念なお知らせがございます」
少しの沈黙の後に三人程ダイニングに溜まっていた面子の一人が面倒臭そうに
「、、、、どうしたの?」
「大変残念なことにぃぃぃぃぃぃぃ、、、、、、」
-----------------皆本を読んだり食事をしたり--------------------------------
「先程お話したぶりんっっっぶりんからですね、、、、、、」
-----------------全員の動きが止まる--------------------------------------------
「リクエストの承認のメッセージが届きました!!!!!!」
「おおおおおおおおおおお!!!」
「まじっすか!!」
「え、え?何の話?しゃしゃしゃ写真を見せてくださいよ!!」
「絶対おかしいよ!何かおかしいって!!!」
「すっげー、タピオカさんすっげー!!」
もうね、、、、大騒ぎ過ぎてキッチンにいた人も出てきましたからね。
ふふん君たちは今まですっぱいブドウすっぱい葡萄 - Wikipediaすらしゃぶる機会がなかったのであろう。悪いね私は選ばれてしまったのだよ。これからは君達とは違い、ただ寝るだけの空間に空しく非生産的な投資を続ける必要が無く、毎日自らの爪でも磨いて暮らす有閑マダムの様な生活を一生送る人間になったのだよ。アディオス一般の方々。
「はぁはぁタピオカさん 下さいっ もっと下さいっっっ」
ふははははあげるよっ どんどんあげるよっ!
何せおじさん選ばれてしまったんだからねぇ
爽やかな気持ちでダイニングの喧騒を後にし部屋に戻る。
、、、さて、ぶりんちゃんに返信でもするか。
って興奮しすぎて返信するのも忘れてたw
記録を見ると17:07に承認のメッセージがあり、その後階下まで飛び降りてかわいそうな人達に私の幸せをほんの少し分け与えて部屋に戻り、最初の返信が17:45。
少し時空が捻じ曲がったようです。
見てやってください皆さん。私の鼓動と鼻息が聞こえる様です。
その後の私とぶりんちゃんのやり取りを以下に
「もう少しwhatsappの前にここで話せない?ニセモノのプロフィールの人とかいるから少しコワいの」
「はぁはぁちょっと早すぎましたかね。失礼しました。 何か質問はありますか?
モンテレーに昔の職場の友人が二人いるので会いに行く予定です」
「はぁはぁちょっと早すぎましたかね。失礼しました。 何か質問はありますか?
モンテレーに昔の職場の友人が二人いるので会いに行く予定です」
興奮しすぎて二回送っちゃってるよこの人はw
「そして今回が私の最初のカウチサーフィンとなります」
「よかったら私の彼氏の家に泊まるなら問題無いわよ」
「ちょっと過去に嫌な事があったの。だから身分確認(Verification)されてない人はちょっとコワいの」
はぁはぁなるほどね。私は会員になったばかりで仕組みをよく理解していなかったがクレジットカードを登録し、個人情報がカウチサーフィンの組織に認証されるというオプションもあるらしい。でも旅行中だから住所無いし。
彼氏がいるという当たり前の事実に冷や水を浴びせられた様に冷静に戻り、
「そうだね、お互いにもっと慎重になったほうが良いよね。ぶりんちゃんあなたの彼氏もカウチサーフィンに登録しているの?」
「してるわ。ミヤギ フェルナンデスよ」
「えへえへ日本の名前なんだ~」
なんてお話をしながら程なくしてミヤギ氏よりカウチサーフィン経由で連絡がある。
って、悪そうだよ!いきなり!!!
ぶりんちゃんからいきなりミヤギ氏って、ベティーちゃんからダースベーダーくらいの
、、、、ってこら!
さて、次回のカウチサーフィン編はかすかなはめられた感を感じつつもいよいよミヤギ氏と対面!
初カウチサーフとなるのか!
震えて待てお待ちになってくださいませ次号!