私のカウチサーフィン事情 ~ 最初の0.5歩

こんにちは皆さん。

元気に旅を続けております。

 

前置き

 

さて、今回はカウチサーフィンという文化についてです。

ウィキペディアニよると

カウチサーフィン - Wikipedia

 

海外旅行などをする人が、他人の家に宿泊させてもらう(カウチをサーフさせてもらう)という形式の相互的な思いやりや信頼による制度である。コミュニティーの軸にしたウエブサイトにて、プロフィール、身分確認制度、メンバー同士の評価等により、世界各地のメンバー間で連絡を取り相談の上で宿泊が決まる。

 

とのこと。

 

私は今回に限らず旅行をする際には正直なところ観光やアクティビティーよりも現地の生活様式、文化の違いに少しでも触れることが大きな楽しみであったりします。

 

なので入場料を払って観光名所や博物館に入場することよりも現地の人が生活の一部として利用するスーパーマーケットを散策することが楽しみだったりします。

 

そんな私にとってこのカウチサーフィンというものは最適であり、更に

食費などの一部を負担する場合以外、基本的に無償である。宿泊の期間、条件などの内容はメッセージをもって予め決めることが多い。

となると、私の様な旅の終わりが決まっておらず、収入の無い者の旅には更に心強い!

 

存在だけは以前から知っていたが、未体験ゾーンであったためメキシコシティーの日本人旅人が集まるペンションアミーゴで話を聞き、私も体験すべく登録しました。

 登録方法、使用方法については各自お願いします、と、皆さんの欲しがりそうな情報を置き去りに話を進めます。

本編

前置きが長くなりましたが、早速私のこれまでのカウチサーフィンの経験をお話したいと思います。

 

先ず勝手が分からぬまま当時滞在中であったメキシコシティーでカウチサーフィンを受け入れている面子に3件リクエストを送ってみました。

念のためにカブルといけないので日にちを微妙にずらしながら。

私の念は杞憂に終わり、同日、翌日には2件の丁重なお断りのメールをいただきました。

世の中考えてみれば得体の知れない生き物を無償で家に泊める酔狂な人はそんなにいないのだろうと、当時のペンションアミーゴの生活(毎晩の宴会)が楽しくなり始めていたため、そんなにがっかりしないでいると、

来ました

来ましたよ、受け入れの通知が!

喜び勇んでペンションアミーゴに溜まっている生き物たちに報告すると

「本当に大丈夫なの?」

「インドのヌルポンマッサージ事件(これについては又後日アップします)の事もあるから気をつけた方がいいよ」

と、何か私にカウチサーフィンを勧めてくれた人までが何か水を差すような反応。

 

ふふん君たちは今まですっぱいブドウすらしゃぶる機会がなかったのでやっかんでいるのだろう。悪いね私は選ばれてしまったのだよ。これからは君達とは違い、ただ寝るだけの空間に空しく非生産的な投資を続ける必要が無い人間になったのだよ。アディオス一般の方々。

 

というわけで私の輝かしいカウチサーフィン生活を始めるべくホスト*1とWhatsapp(日本のラインの様なもの)で連絡を取る。

以下ホストのセニョールSとのやり取り

 

こんにちはSです

君の写真は無いかな?

今はどこに滞在しているの?

タピオカです現在ペンションアミーゴというところに滞在しています。(地図)

写真中央が私です(写真)

ははは、いい感じだね。

ひとつだけ、私はヌーディスト*2なんだ

もし良かったら今日からでも泊まりに来ないか?

 

あれ?なんだか話が、、、、、

 

ヌーディストなんですか? それは私もヌーディストでなくてはいけないという、、、?えへ

もし君がそうしたいならね

遠慮しておきます。えへ 何人くらいでお住まいなんですか?

私一人だよ

 

あれっ!なんだかお話が更に、、、、、

 

どちらにお住まいなんですか?

xxxxxホテルだよ。

 

あれっっっっ!ホツルかよ!

 

了解しました(するのかよ!)何時に伺えばよろしいですか?(伺うのかよ!)

今日来るかい?もし今日なら出かける予定があるから夜の11時ごろでどうかな?

最初に申し上げておきますが私はゲイでは無いですが問題ありませんか?

勿論問題は無いよ 

 

なるほど、 世の中いろんな人がいらっしゃるからなぁ

私も寝る時暑い時は全裸だったりするからなぁ

 

いえいえ、現在滞在しているホステルがあと二日ほど既に払ってしまっているので三日後からとさせていただきたいのですが。その際どちらまでお伺いすればよろしいでしょうか?よろしければ住所などをいただければと思います。

xxxxxxx(住所)

 

ここで、「ふぅ」と一息

少し冷静に考えてみる。カウチサーフィンの歴史を見ると今まで一件のみ2009年にレイプ事件というのが明るみに出ている様だが、これは氷山の一角と見るべきだろう。

しかしまがりなりにも私は武道の心得が少なからずありヌルポンマッサージ事件(くどいようですがこの件に関しては追々説明させていただきます)をも乗り越えてきた言わば『猛者』である。

 これまでの人生を振り返り石橋をたたいてたたいてたたいてたたいてたたいて壊れるまでたたいて「ほら見たことかやはり私の危険察知能力は疑うべくも無く健在だ」としゃちほこっていた自分を変える時ではないのか!?

いやしかし夜も更けた頃に全裸の男と私が酒でも飲んでテレビでも見ているところにぴんぽぉぉぉんとかなって男がぶらぶらさせながらドアを開けると屈強なルチャリブレの選手が二人くらい全身にオイルを塗りながら入ってきたならば『猛者』が(もさ)にならざる得ないのではないだろうか。

怖くてピアスも空けられない私は戦慄に打ち震えた。

 

ここでカウチサーフィンにもリファレンス((レファレンスとは - コトバンクというものが存在する事に気付く。おっと、日本語ではレファレンスというんだ?ソーリー、ミーは海外生活が長いもので

 

見てみました。

セニョールS:37件中26件の高評価(この内10件はカウチサーフィンではなく元来の友達からの評価なので実際のカウチサーフィン内での評価は27件中26件の高評価)

おや、、、、、、やはり杞憂だったのだろうか、、、、、、、、、

念のため26件の高評価を読んでみる。

カウチサーファー(以下サーファー)をドライブで観光案内したり、離れた場所まで迎えに行ったり、、、、こいつはナイスガイ。

英語の評価のみ流し読みをしていると、ふと27件中1件の無評価でのコメントが目に付く。

ふむふむ

Sは中々に良い奴で献身的で、、、、、、中略、、、、

しかしながら

彼は自分がヌーディストであることをサーファーに前もって伝えるべきであり、又サーファーにもそれを求める事も同様である。

更に彼はサーファーが滞在中にマスターベーションをする事を好み、それを見る様に誘ってくる。

この事で彼を判断することは無いが、、、、、、、、、以下略

判断しましょうよ

流石に駄目でしょう。オイルまみれのルチャの選手がダブルで入ってくるよりかはずいぶんマシな話ではありますが、滞在をお願いした3日間ずっっっっと眼前15cmでこすられたのでは単純に不愉快だ。

ありがとう!無評価をつけてくれた方よ!

おかげで15cmの不愉快を回避することが出来ました。

やはり石橋を大槌で日が暮れるまで叩きまくる私の危険察知能力は健在です!

 

 

記録によると最後のメッセージxxxxxxx(住所)から4時間後に

どうも、セニョールS。予定が変わってしまい友達とメキシコシティーを離れることになりました。申し訳ない。又戻ってくる際にお願いします。いずれにせよありがとうございました。

気をつけて旅を楽しんで

ありがとうアミーゴ

とのやり取りが最後に交わされて私のカウチサーフィン最初の0.5歩は幕を閉じています。

その後彼のリファレンスには新たに2件の高評価が現在(約一ヵ月後)までに投稿されています。

果たして私の壊した石橋はどこに続いていたのだろうか、、、、、

 

眼前15cmの危機を乗り越えた私は懲りず臆せず更なるカウチサーフに新天地(大袈裟w)モントレーで挑みます。

今回はS氏の写真を目隠しの上載せてやろうかとも思いましたが、実害も確証もないちょっと濃い目のグレーと言ったところなのでナシで。

チワワの様に震えて待てお待ちください次号!

 

 

 

*1:カウチサーファー(私)を受け入れる側の人の事

*2:ヌーディズム - Wikipedia