サンティアゴのかつての日本人宿タレスに異変
こんにちは
バルパライソ、ビーニャデルマルからの小旅行に戻り、バイクの書類上の最終手続きを終え、ボリビアが雨季の内に鏡張りのウユニ塩湖を見に、すでに出発している予定のタピオカです。
相変わらず予定というものは不測の事態に翻弄されるもので、今回もしっかりと風邪を引きサンティアゴに沈没中です。といっても4日目ですが。
前置き
定宿としているのは低評価極まるサンティアゴのかつての日本人宿
「TALES HOSTEL」
それもあってか、現在ブッキングエージェントには登録しておらず、飛び込みの旅行者のみの宿となっています。
サンティアゴは珍しく現在は日本人宿不在。
強いていうなればBooking.comでよく最安値で出てくるLanday Hostelというところに比較的日本人が居たりしますが、現在は確固とした日本人宿というのはサンティアゴにはないのが現状。
かつて日本人が経営する日本人宿があったそうですが、現在は止めてしまったらしいです。
さて、かつては日本人宿筆頭であったTalesですが、現在は昔の情報を頼りに時折日本人旅行客が来る程度。かつての日本人宿テイストは色を失い、住人の7割は長期滞在のストリートパフォーマーというこれまた別の特色色濃いホステルになっております。
Tales:看板下の手前ドアは鎖で頑丈に閉鎖、こちらは夜たまに営業のビストロ
写真中央の扉が看板は無いが、ホステルの入り口。ベルを鳴らすとドアを開けてくれる
さて、かつての日本人宿がどうして現在の状況に至るかの経緯ですが、、、、、
日本語でググッてみれば分かってもらえると思うのですが、すこぶる評判がよろしくない。
セクハラを受けただとか、宿主がアレだとか、、、、、、、賛否両論というよりも少しネガティブなレビューが目立つ感じでした。
上記の情報は大体2014年から2016年のもので、ここ最近の情報がアップされてなかったので私が到着した2018年の1月には存在も定かではない状態だったし、評判もアレだったし、サンティアゴ到着後2日間は、例によってBooking.comの最安宿であったLanday滞在してました。
Landay Hostel: 快適!が、メキシコから飛んできた私は覚悟はしていたがやはり高い印象でしたw
ひょんな事からタレスがLandayから歩いて240メートルという事が判明し、詐欺にあった翌日に
もののついでにタレスの存在を確かめるべく訪れてみたところ、看板はあれども厳重に鎖で閉鎖されている。
やはりもうやってないのだろうか?念のために隣のドアのベルを鳴らしてみると、宿主のスコットが中からドアを開け迎え入れてくれた。
宿を軽く一通り案内してくれ、値段を確認するとLandayの半額以下という事が判明!
立地も変わらず、Landayの清潔で整っているが全く業務的な対応にも面白みを感じなかった事と、バイクを購入し旅立つまでの期間の目処が全く立っていなかったため即決。
翌日からお世話になることに。
案内された時から思っていたことですが、、、、、
キッチン
シャワー
中々にバイオハザードw
キッチンはものを持ち上げると何でも高確率でネチャネチャしており、小蝿数十匹が一斉に飛び立つ、という状態。いや大げさではなく
又、シャワーや洗面所も同様。まあ長い間掃除はされてないんだろうな、という感じ。
私は自室は比較的綺麗にする方なのだが、こういった状況にも寛容。
恐らくメルカドのゴミから腐りかけの野菜、果物を集めてきて作ってくれるジュースやスープと、格安の宿泊費を享受しつつバイクの購入に関する手続きに時が過ぎていきました。
異変
さて、そのタレスの異変についてですが、、、、、
ここ数年休暇も無く働き続けた宿主スコットが娘さんと2週間の旅行に出かける為、その間の宿の管理を前妻と宿の長期滞在者のリチャードに任せる事に。
スコットが出て行った途端、二人の新管理人による大掃除が始まり、私がバイクの国外持ち出し許可待ちの間の小旅行から戻ると、、、、、、
もう得体の知れない昆虫が住まない冷蔵庫
もう何を動かしてもヘンな動物が飛び立たないキッチン
スコット先生のワークエリアは手付かず
かつては使用用途不明な私にはゴミに見えるものが山積されていた玄関、通路エリア
現在はインセンスなども焚かれかなりいい感じに
中庭の床も塗りなおされ、シャワーも洗濯エリアもかなりのものが処分され、掃除されている。
宿の変貌ぶりに歓喜し、管理人リチャードに、スコットがバカンスから戻ったときにさぞ喜ぶことだろうと言うと、、、、
『いやとんでもない。彼は汚いのが好きなんだ。どうか彼に聞かれても私が掃除したとは言わないで欲しい。
彼が帰ってきたら怒りとショックで憤死するだろう(むひょっ)』
との事。笑っちゃってるよリチャードwちょっと驚いたが納得。
前妻のクラウディアさんとも話をするが、
『以前私が追い出されたのも、大掛かりな掃除が原因だったのよ。彼にはオーナーが知り合いに頼んで大掃除をしたという話にしておくつもりよ。』
との事。ああ、スコットはオーナーでは無かったのね。
私としては汚いのには辟易していたのだが、個人的にスコットは癖はあるが、根は親切で地元情報のある程度深いところまでの知識もある(バイク購入、バイクの海外持ち出し許可の際には随分とアドバイスを貰えた)。
陰謀論的な話が始まると長いがw
私がバイク購入後、安全なバイク置き場のあるホステルに移ることを伝えると、ガレージのアレ達を整理して私のバイク一台分ギリギリのスペースを作ってくれたりもした。
そんなスコットは少しも間違っておらず、地球環境に優しい生活を実践、推奨する強い意思を持った人であると思う。
が、やはり私含め一般の人が宿泊施設に求める快適さ、清潔さの基準と彼のそれは、かなりの隔たりがある。
現在前妻のクラウディアさんとスコットに管理人代理を任されたリチャードの暗躍wにより日本人バックパッカーの多くも耐えうるだろう環境になった。
この状況が維持されれば立地、価格から再び日本人の間で口コミが広がり、日本人宿となるまでそう時間はかからないものと思われる。
今日から一週間後、スコットが戻ってくる時に彼の親愛なるゴミ達を捨てられた事を発見し粉塵をあげて怒り狂う様を正直見たい気もするが、恐らく私はボリビアに向けて発っているしまっている事だろう。風邪さえ治れば
ボリビアで雨季のウユニ塩湖を見た後にここに戻ってくることになると思うが、その時に私のサンティアゴ思い出の宿Talesはどうなっていることだろうか、、、、
Concha y Toroというエリアは古い豪壮な石造りの建物が並び、中央には噴水がある。
その景観からほぼ連日、昼夜を問わず、結構な機材を携えた撮影隊がモデルやウェディングドレスを着た女性とそれにひっついている男を撮影しているエリアである。
タレスはそんな素敵なエリアのど真ん中に位置します。
地図の青矢印が現在地、Tales。右上がLanday Hostel。お隣さんですね。
空港からは
のバスの終点、Los Heroesまで。
2018年1月時で片道1800ペソ。330円。安っ !!
そこから徒歩10分以内ですね。
因みに以前は洗濯機使用禁止、手洗いも禁止でしたが、今は方針が変わったらしく洗濯機使用可能(有料、使ったこと無いので料金は不明)手洗いも可能
共用のPC二台あり
震えて待て今後のタレスの続報!
おっと又命令してしまったw